今月は、ある小学校で6年生女子のLINEトラブルに頭を悩ませる日々が続きました。
子どもたちがLINE上で発言や行動に対する誤解から対立し、教室での人間関係にも影響を及ぼす状況です。
そこで私は、ある母親に
「LINEは小学生が管理しきれない次元にきているため、最も確実で早い解決方法は利用しないことです」
とアドバイスしました。
しかし、このアドバイスに対して父親が激昂し、
「小学生がLINEしたらダメだなんて教師が決めることなのか」
と学校に文句を言いに来る事態に。
このような状況は珍しいことではなく、SNSトラブルが発生するたびに教師の手が離せなくなるのが現状です。
LINEは、友達同士での交流や情報の共有を手軽に行える反面、発言が誤解されたり、グループ内でのいじめが発生しやすい環境でもあります。
小学生にとってSNSを管理することは非常に難しく、特に注意が必要です。
私たち教師も、日々の生活の中で人間関係を学んでいる小学生にSNSの使い方を完全に理解させるのは現実的に不可能に近いと感じています。
今回のように、教師がSNS利用を控えるよう助言した際に、「家庭での自由に使わせたい」という保護者の意向とぶつかることが多々あります。
保護者の中には、子どもたちが自分でリスクを管理できると考える方もいますが、現実にはトラブルが多発し、学校現場での対応が求められるケースが増えています。
家庭と学校の価値観が異なる中で、教師としては生徒の健全な成長を第一に考え、SNSを使わずに交流することのメリットを伝えたいと思っています。
小学生にとって、SNSは複雑すぎる面が多いのが現状です。
親と教師が協力して、SNSの利用について事前にルールを設定することでトラブルの発生を防ぐ一歩になるでしょう。
学校としても、SNSに頼らない交流方法の提案や、子どもたちに安全な人間関係を築く方法を提供していくことが大切です。
SNS、特にLINEを利用した小学生のトラブルが深刻化する中、家庭と学校が協力して子どもたちの成長を支えるためのルールや方針を考える必要があります。
教師としても保護者と共に、子どもたちが安心して交流できる環境を築き、トラブルを未然に防いでいけるよう努めていきたいと思っています。
ホントに難しい問題…
コメント