小学校の学芸会が近づく中、ある6年生の児童が主役に立候補しました。
彼はオーディションの場で、緊張感よりも楽しさを優先し、笑いを堪えきれずに吹き出してしまいました。
その結果、彼は当然のように落選。
その後、彼はショックを受けた様子で、学校を休むことに。
昨日はお休み、そして今日も来ていません。
「主役になれなくて、うちの子はショックを受けてる」
と、彼のモンスター保護者が学校に訴えてきました。
私は思わず疑問を抱きます。今主役の子を降ろせと??
じゃぁ、主役になったら学校に来るの?
結局、彼が主役になれなかったことが、学校を休む理由になるのかと。
失敗を糧に成長するのが人間。これでモンスター保護者が出てくるとは…
私のこの考えが間違っているのでしょうか?
この状況を見て、学芸会という行事が持つ重みを感じます。
子どもたちにとって、学芸会は楽しいイベントであるべきなのに、親の期待やプレッシャーによって、時にその楽しさが失われてしまいます。
オーディションに落ちたからといって、その経験が無駄になるわけではありません。
失敗を通じて、何かを学ぶことも多いはずです。
親たちが子どもたちの気持ちに寄り添い、サポートすることは重要ですが、同時に、子どもたち自身が成長するためには、失敗を受け入れる力も必要です。
学芸会の主役になれなかったことを、単なる失敗と捉えるのではなく、次の挑戦へのステップとして考えてほしいと思います。
私たち教師も、こうした親の期待にどう向き合うかを考える必要があります。
「学芸会を楽しむ」という本来の目的を思い出し、子どもたちがその中で成長していく姿を見守りたいと思います。
結局、学芸会を嫌だと思うのは、子どもたち自身の楽しさや達成感よりも、周りの期待やプレッシャーが大きく影響しているのではないかと感じるのです。
子どもたちが自分自身を大切にし、挑戦する楽しさを見出せるような環境を作ることが、私たちの使命だと改めて考えさせられました。
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