ある日の給食の時間、教室はいつも通りの賑やかさ。
しかし、今学期は米不足の影響で、給食の白米が特に貴重な存在に。
生徒たちが食べ始めると、いつも通りの反応が返ってきた。
一部の生徒たちからいつもの言葉が
「米は味がしないから食べられない」
とつぶやく姿。白米は味がなくて食べられないという生徒は多い。
そんな中、何人かの生徒が白米を丸めて、友達に向かって投げて遊びだす。
目を疑う光景が日常茶飯事なだけに
「無駄にされるくらいなら、俺が食べたい」
と心の中で叫ぶ。(もう投げるなと叱る力もない…)
下膳する前に余った白米をジップロックに詰めて、持ち帰ることを提案したい。
冷凍しておけば、無駄になることはない。そして家でこれだけ食べなかったと保護者にもわかる。
このアイデアを先生に話してみると、驚いた表情を浮かべながらも理解を示してくれた。
が、そもそも投げて遊ぶ生徒がいるという問題学級を受け持っている故のこの考え。
私の病みは理解してもらえないだろう…
特に、米を無駄にして遊んでいた奴らは、「自分たちが楽しめるならそれでいい」と言い放つ。
私は思った。「あいつらには一生米を食わせたくない」と。
米不足の時代、食べ物を大切にすることをモンスター生徒たちはどう思っているのか。
もったいないおばけが出るぞ!!
という脅しも聞かないモンスター達に私は今日も病んでいく…
そして、私の提案するジップロックに入れて冷凍して持って帰るという案。
モンスター保護者からの標的の的になるのもわかってはいる。
私が言いたいのは、食べ物を粗末にしていることを家で叱りしつけをして欲しいと…
学校は共同生活と勉強を学ぶところだともう一度思い出してほしい…
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